勝手な願い

私は時に強い孤独に襲われます。

それが酷いエゴの‘言い掛かり’と分かっていますけれど。

 

今、生徒らの中で一種のバイト・ブームがあり、「自分もやってみたい」「儲けるぞー」といった感じで盛り上がることもあります。

 

私は、シラケてしまわないように、わざとそれを煽ってみたり、自分のバイト経験談などを自慢げに言ったりもしています。

または、そこから距離を置いて寡黙になっているか…。

 

本当は。

私は生徒らと違う話がしたい、というか、勝手なことを言えば、彼らがお互いにもっと違う話をしてほしいと願ってしまっているのです。

例えば、具体的に言えば、今回の災害で何か出来ることがないだろうか、とか。

或いは、それこそ金で買えない自分の目標や夢とか…。

 

それこそ、これは価値観の押し付けになってしまうのかもしれません。

しかし、私は(それをもって元気になろうが)金儲けや、それで娯楽を買うことに腐心するよりも、傷ついた人を思い遣る優しい心や、打算の無い夢を持ってほしいと願ってしまっています。

 

私の勝手な我儘です。